WordPressを使ったWEBサイトのメリットとデメリット
世界中で利用されているWordPress。日本国内でも人気があり多くの企業のWEBサイトで利用されています。W3techsの調べによると現在WEBサイトの38%以上がWordPressを導入しているという統計が出ています。
Identityでも多くのWEBサイトをWordPressで制作し、様々な事業者の方々や一般の方でもWordPressを知っています。
ではなぜWordPressがこれほど人気があるのか、またWordPress導入に際して注意しなければならない点は何かを解説していきたいと思います。
WordPressが利用される理由
世界中のWEBサイトの38%以上で利用されているWordPressはなぜこれほどまでにシェアを拡大しているのか。その理由はWEB制作者にとってのメリットとWordPressを導入することによるWEBサイト運営者へのメリットがあります。
WEBの知識がなくても比較的簡単に導入できる
WordPressの一番の魅力はテーマと呼ばれるテンプレートが充実している点があります。HTMLやCSSといった知識がなくてもおしゃれなブログやWEBサイトを自身で立ち上げることが可能です。
公式のテンプレートであれば管理画面からワンクリックでインストールが可能です。
非公式のテーマであればFTPソフトを利用してテーマファイルをアップロードする必要があります。
「WordPress テーマ」などで検索すると多くのテーマを見つけることができます。
無料テーマと有料テーマがあり最近では月額制のサブスクリプションタイプも多くあるので予算や自分の好みや事業に合わせたテーマの導入が可能です。
上記のようなインストール型のWordPressのほか、WordPress.comというWEBサイト構築サービスもあり無料でWEBサイトの立ち上げが可能になります。ただし、料金プランによってプラグインの導入などの制限がありますのでしっかりと検証が必要になります。
プラグインの充実
WordPressにはプラグインというWEBサイトの拡張機能が豊富に揃っています。
プラグインを導入することでWEBサイトがさらに使いやすく更新の手助けにもなります。
例えば、
- スライドショー導入
- ギャラリー導入
- SNS連携・表示
- ショッピング機能
- カレンダー表示
- お問合せフォーム設置
便利なプラグインのご紹介
実際に使用するお問合せフォームや画像関係を拡張てくれる便利なプラグインをご紹介します。
お問合せフォーム設置に便利なプラグイン
日本人が開発している最も有名なお問合せフォームが設置できるプラグインです。
定期的な更新も行われており安心して使うことができます。また多くのユーザーがブログなどで設定方法を紹介しています。
こちらのプラグインも日本人が開発したお問合せフォームが設置できる人気のプラグインです。
Contact Form 7との大きな違いは【入力画面】【確認・送信画面】の2つのフェーズが用意されていることです。またフォームからのお問合せデータを保存してくれる機能もあります。
画像周りに便利なプラグイン
シンプルで使いやすく多くのWEBサイトで導入されています。
初めてWordPressを利用する方でも設定しやすくスマートフォンやタブレットにも対応したスライドショーを導入できるプラグインです。
ライトボックス(画像をクリックしたら大きく表示する機能)の導入に最適なプラグインです。プラグインを有効化すれば自動でサイト上の画像にライトボックスが適用されます。スマートフォンとタブレットにも対応しています。
写真複数枚をきれいにおしゃれに表示したい時にギャラリー機能を拡張してくれるプラグインです。
初期状態でも充分に使用できるプラグインとなっているので初心者の方におすすめです。縦横比がばらばらの写真でもきれいにレイアウトできるも魅力です。
その他便利なプラグイン
シェアボタンやフォローボタンを追加する時に便利なプラグインです。Twitterやfacebookといった主要なSNSとの連携が可能でカスタマイズも可能です。
Instagramの写真をWEBサイトヘ表示する時に便利なプラグインです。
アカウントを連携してWEBサイト上にギャラリーとして表示することが可能です。Instagramに力を入れているビジネスであれば必須のプラグインとなります。
WordPressを開発した会社がリリースしており、WEBサイトの高速化やセイキュリティ、バックアップなど多くの機能があるプラグインです。
カスタマイズがしやすい
WordPressはWEBサイト制作者にとってカスタマイズがしやすいCMSです。
ブログやお知らせはもちろん、企業サイトなどで見られるサービス紹介や商品紹介ページなどの更新が多いコンテンツに独自の入力フォーマットを設置することで、どんな人でも簡単に更新ができるようにすることができます。
企業サイトだけではなく、ショッピングサイトやSNSのようなコミュニティサイトを構築することも可能です。
このようにカスタマイズがしやすいことから、制作会社の多くでWordPressを利用した提案がされています。また、全世界で利用されているCMSなので情報が多く、WEBサイト制作者にとって導入しやすい技術となっています。
よくWordPressを利用したWEBサイトのセキュリティの問題なども耳にすることがありますが、定期的にバージョンアップが行われておりセキュリティ面の改善なども行われれているので他のCMSも比べてもセキュリティ対策について劣っている点は感じません。
WordPress導入のデメリット
WEBサイト制作の現場で導入されることが多いWordPressですが、バージョン管理やセキュリティ対策などデメリットもあります。
バージョン管理が必要
WordPressでは定期的にバージョンアップが行われており、セキュリティ面の強化やより良いWEBサービスへの改善が行われています。
一方で一般の方ではなかなか管理が難しいというのが現実です。WEBサイトを制作した会社に管理をお任せする場合も多くありますが、バージョン管理ができていない場合が多くあります。
バージョン管理が難しい理由にはプラグインとの互換性があり、バージョンアップによってプラグインが動作しない場合やWEBサイト自体が見えなくなってしまうことがあるので、WordPressのバージョン管理ではしっかりとしたWordPressの知識と検証が大切になります。
改修作業には専門知識が必要
WordPressには多くのテンプレートが存在していますが、WEBサイトで使用しているテーマの変更には専門的な知識が必要になってきます。
WordPressではPHPと呼ばれるプログラミング言語が使用されており、記述にエラーがあった場合にWEBサイトの表示がエラーになることが多くあります。
そういったことを無くすためにもバックアップを取り専門知識のある制作者にサポートをしてもらうことが大切です。
WordPress導入では適切な運用を
WordPress導入にはメリットもありますが、デメリットも存在しています。
大切なことはWEBサイトを作ることではなく、安心できる運用環境を整えることです。
WEBサイトは365日24時間休まずに働きますが、それだけメンテナンスが重要になります。WEBサイトが突然見れなくなったり、更新した際にエラーが表示されることが今後起きないように、新規でWEBサイトを制作する方はもちろん、現在WordPressでサイト運用している方もご自身の運用環境を見直してみましょう。
Identityでは新規で制作したWEBサイトはもちろん、既存のWEBサイトの運用管理業務も代行しております。お見積もりは無料ですのでまずはお気軽にお問合せください。